iOSの機能制限について

MDMや構成プロファイルなどによりiPad,iPhoneのデバイス管理を行う場合における、機能制限できることについて。

・メールアカウント→変更を禁止できる
Wi-Fi→設定追加はできるが変更は禁止できない
・初期化→制限できない(iPad端末上でも初期化できる)
・設定アイコン→制限できない
・電話、Safari、カメラ、iTunes、AppStore、アプリインストール、アプリ削除→使用禁止にできる

構成プロファイルによる設定

パスコード:
 単純値を許可
 英数字の値が必要
 最小のパスコード長
 複合文字の最小数(1〜4文字)※使用できる英数字以外の文字の最小数
 パスコードの有効期限(1〜730日、またはなし)
 自動ロック(1〜5分、またはなし)
 パスコードの履歴(1〜50個のパスコード、またはなし)
  ※この数までの一意パスコードを再利用禁止にします
 デバイスロックの猶予期間
 入力を失敗できる回数
  ※この数を超えると、デバイス上のすべてのデータが消去されます

制限:
 デバイスの機能:
  Appのインストール
  カメラ、Siri、音声ダイアル、In-App-Purchase
  iTunes Storeパスワードの入力を強制
  マルチプレーヤーゲーム
  Game Centerへの友達の追加
 アプリケーション:
  YoutubeiTunes StoreSafariの使用
 iCloud
  バックアップを許可
  書類の同期を許可
  フォトストリームを許可
 セキュリティとプライバシー:
  診断データをAppleに送信することを許可
  ユーザが信頼できないTLS証明書を受け入れることを許可
  強制的に暗号化バックアップ
 コンテンツレート:
  レーティングの地域、レーティング、許可の設定

その他
Wi-FiVPN、メールの設定は、制限ではなく設定を追加できるだけです。

機能制限(端末本体の「設定」>「一般」>「機能制限」より設定)

許可:
 Safari
 Youtube
 カメラ
 FaceTime
 iTunes
 Ping
 インストール
 Appの削除

変更の許可:
 位置情報
 アカウント(メールアカウント)

コンテンツの許可:
 レートの対象(国を選択)
 音楽とPodcast
 ムービー
 テレビ番組
 App(Appを許可しない/4+/9+/12+/17+/すべてのAppを許可)
 App内での購入
 パスワードを要求(即時/15分)

GameCenter:
 マルチプレイヤー
 友達を追加

1次情報

iOSのビジネス利用におけるデバイス管理についての1次情報
http://www.apple.com/ipad/business/resources/


MDMについての1次情報
http://www.apple.com/iphone/business/docs/iOS_MDM.pdf