RAIDの構成手順

RAID1(ミラーリング)の設定手順。


○デメリット
・HDDが倍必要
・HDD速度が半分になる


○メリット
・HDDが故障しても停止することなく復旧が可能
 (サーバの筐体がディスクのみの取り外し可能になっており、
  HDDがホットスワップ対応になっている必要あり。)


OSインストール時、ハードディスクの構成変更画面にて下記を行います。


前提条件
CentOSをグラフィカルインストール(linux textでないデフォルトのインストール)
・ハードディスク2台


1. 削除
・初期構成を全て削除する


2. RAID追加
・「新規」ボタン→「ソフトウェアRAID」、hdaにチェック、100MB固定容量、プライマリパーティションを選択
・「新規」ボタン→「ソフトウェアRAID」、hdbにチェック、100MB固定容量、プライマリパーティションを選択
・「新規」ボタン→「ソフトウェアRAID」、hdaにチェック、4096MB固定容量、プライマリパーティションをはずす
・「新規」ボタン→「ソフトウェアRAID」、hdbにチェック、4096MB固定容量、プライマリパーティションをはずす
・「新規」ボタン→「ソフトウェアRAID」、hdaにチェック、最大まで使用、プライマリパーティションをはずす
・「新規」ボタン→「ソフトウェアRAID」、hdbにチェック、最大まで使用、プライマリパーティションをはずす
4096MB固定容量のところは、SWAP容量の指定なので、通常メモリと同じ容量にしておきます。(例:メモリ1Gのマシンなら1024MB)


3.ブート用パーティション設定
・「RAID」ボタン→「RAIDバイスを作成」
マウントポイント:/boot
ファイルシステムタイプ:ext3
RAIDバイス:md0
RAIDレベル:RAID1
RAIDメンバー:hda1とhdb1にチェック
スペア数:0


4.SWAP用パーティション設定
・「RAID」ボタン→「RAIDバイスを作成」
ファイルシステムタイプ:swap
RAIDバイス:md1
RAIDレベル:RAID1
RAIDメンバー:hda2とhdb2にチェック
スペア数:0


5.通常パーティション設定
・「RAID」ボタン→「RAIDバイスを作成」
マウントポイント:/
ファイルシステムタイプ:ext3
RAIDバイス:md2
RAIDレベル:RAID1
RAIDメンバー:hda3とhdb3にチェック
スペア数:0

以上で、RAID設定完了です。


参考URL http://www.miloweb.net/centos_install.html